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評価:
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学習研究社
(2008-03)
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『
多読・多聴最強ガイド』を読む。
学研から出版された
酒井先生監修のムック。3月上旬の発売だったけどようやく入手できた。
内容は多読・多聴実践者のインタビューやアンケート、児童書・GRのテキストと各出版社の担当のオススメ本の紹介、ポッドキャストなどの多聴素材の使い方など。付録CDが2枚ついていて、うち1枚はMP3形式で10時間以上の音声データが収録されている。自分は多聴はしていないんだけど、MP3形式で収録するというのはうまい方法だな。
児童書・GRのテキストは以下の7本が収録されていた。ざっくりと読んでみたのでその感想をば。
1本目、『
Brave Mouse: Part 2』はLLL3のテキスト。川に落ちたSamを助けたMouseは腕に怪我をしてしまいました。Mouseの友達のBenはMouseの母親を呼びに走ります。知らせを受けたMouseの母親の車に乗ってみんなは病院に向かいます。という内容。
1ページに大きなイラストと1〜2行の英文が書かれたテキスト。タイトルにもなっている"Brave(勇敢な)"という単語だが、最後に登場する"Brave Mouse!"という文章は「えらかったね、マウス」といったところかな。辞書でいう「勇敢な」という意味より、もっと子供らしい表現なのかも。
2本目、『
Gran』はORT5のテキスト。Kipper、Biff、Chipの兄弟の家に彼らのおばあちゃんのGranがやってきます。Granは子供たちを連れて遊園地に向かうのですが、そこでとんでもないことが起こってしまいます。という内容。
こちらは1ページに大きなイラストと3行の英文。挿絵イラストにいろいろなお遊び要素が入っていておもしろい。英文のほうも繰り返し表現が多く、その繰り返しがまたおもしろい内容になっている。
なお、この『Gran』と前の『Brave Mouse: Part 2』はページ下に酒井先生の解説コメントがついてきている。
3本目、『
Girl on a Motorcycle』はアメコミ風のイラストが特徴の本。アメリカ大陸をバスで横断しているKennyはカリフォルニアの小さな町で一泊します。同じ頃ロサンゼルスのスーパーマーケットで強盗事件が発生していました。TVのニュースで防犯カメラの映像を見たKennyは、同じホテルに宿泊していた女性のMelが強盗犯かもしれないと彼女を探るのですが…。という内容。
全11章のうち8章を収録。Melの部屋に忍び込んだKennyが見つかりそうになって窓から逃げ出すところで終わっている。うまいところで切っているなあ。結末まで読んでみたくもあるんだが、さてどうしたものか。
4本目、「The Girl with Green Eyes」はOBW1の短編集『
One-way Ticket』に収録されている短編。BillとJulieの夫婦は休暇を郊外で過ごすため列車に乗ります。列車の旅に退屈している妻のJulieをよそに、夫のBillは同席した茶色い帽子の男と話し続けます。他にもビジネスマン風の男、子供を連れた母親といった乗客のさまざまな人間模様をのせて列車は走るのですが…。という内容。
こちらは短編1話をまるまる収録。予想通りの結末であったけど、もう一ひねりしてくるかと思っていたのでちょっと残念。「The Girl with Green Eyes」というタイトルはJulieの瞳が緑色だということと、"green eye(嫉妬)"をかけたもの。この"green eye(嫉妬)"という表現がわからないとおもしろくないのだが、こういった表現は辞書をひかないとわからないかも。
5本目、『
Little Women』はオルコットの「若草物語」のRetold。Meg、Jo、Beth、AmyのMarch家の四姉妹をめぐる物語。ある年のクリスマスの2日前、姉妹が南北戦争に従軍している父親からの手紙を受け取るところからお話は始まります…。という内容。
Penguin Active Reading(PAR)シリーズからでているテキストだが、内容は前に読んだPGR1版の『
Little Women』と同じものだった。前に読んだときには、四姉妹で話すところでこの"She"は誰だとか、台詞の"You"は誰だとかということに悩んでいたけど、だいぶ洋書を読みなれていたきたのか、今回はそれほどでもなかった。
ちなみにPGRとPARの違いは、PARのほうが判型が大きく、挿絵もフルカラーとなって、練習問題などのアクティビティが充実しているらしい。
6本目、『
Six Sketches』はジョーク集。6本のテキストのうち3作を収録している。検札がきた列車の中で切符をどちらが持っていたかでもめる夫婦。妻のNormaは「私が常に正しいのよ」と夫のColinを叱りつけるのですが…。という内容。(「I'm Right」より)
台本のように台詞だけで書かれているテキスト。3作目の「The English Teacher」がおもしろかった。英語で興味深いのは2作目の「Wedding day」で繰り返し登場する"nervous"という表現。日本語でいう「ナーバス」は「神経質」という意味だけど、ここでは「落ち着きがない」という意味になりそう。
7本目、『
The Well』は台詞にマンガのような吹き出しを使った挿絵の本。火山の噴火で故郷の村を離れた祖母が、枕もとの亡き祖父の写真から「村に残っている井戸の水がほしい」とお告げを受けます。それを聞いた孫のLiaとJayの2人は村に行って井戸の水をくもうとするのですが…。という内容。
"water(水)"は不可算名詞だから、「バケツ一杯の水」は"a bucket of water"となる。よく英語の教科書では"a glass of water(コップ一杯の水)"というけど、今回は井戸の水だからバケツでくむわけだ。またLiaが持っていく水筒の水は"a bottle of water(水筒一杯の水)"となっている。
それと"some water(いくらかの水)"というのもよく出てきた。ただこの「いくらかの」という日本語表現がどうも変な感じ。"some water"だとしっくりくるんだけどな。これが英語のまま理解するということかな。
以前にも書いたが、雑誌に収録されているYLが0〜1くらいのテキストを読むことで、定期的にパンダ読みができることになる。LLLやORTとかを読んでみると、頭がすっきりとリフレッシュするような気がするな。
Brave Mouse: Part 2(Jeremy Strong)
シリーズ名:Story Street, Longman Literacy Land Step 3(LLL3)
YL:0.3
総語数:111
累計語数:841792
Literacy Land: Story Street: Beginner: Step 3: Guided/Independent Reading: Brave Mouse: Part 2 (Literacy Land)
Jeremy Strong
Gran(Roderick Hunt)
シリーズ名:Oxford Reading Tree Stage 5(ORT5)
YL:0.5
総語数:309
累計語数:842101
Oxford Reading Tree: Stage 5: Storybooks: Gran (Oxford Reading Tree)
Roderick Hunt
Girl on a Motorcycle(John Escott)
シリーズ名:Oxford Bookworms Starters(OBW0)
YL:0.9
総語数:1100(全11章のうち8章を収録)
累計語数:843201
Girl on a Motorcycle (Oxford Bookworms Starters)
John Escott
One-way Ticket(Jennifer Bassett)
シリーズ名:Oxford Bookworms Stage 1(OBW1)
YL:2.0
総語数:2000(短編1話を収録)
累計語数:845201
One-way Ticket (Oxford Bookworms Library) [CD Pack]
Jennifer Bassett
Little Women(Louisa M. Alcott)
シリーズ名:Penguin Longman Active Reading Level 1(PAR1)
YL:1.2
総語数:1900(全10章のうち4章を収録)
累計語数:847101
"Little Women" (Penguin Longman Active Reading)
Louisa M. Alcott
Six Sketches(Leslie Dunkling)
シリーズ名:Penguin Readers Level 1(PGR1)
YL:1.0
総語数:600(全6話のうち3話を収録)
累計語数:847701
Six Sketches (Penguin Readers, Level 1)
Leslie Dunkling
The Well(Clare Harris)
シリーズ名:Macmillan Readers Starter(MMR0)
YL:0.8
総語数:600
累計語数:848301
The Well (Macmillan Reader)
Clare Harris
「多読・多聴最強ガイド」累計語数(blogmeter用データ)
総語数:6620語
累計語数:848301語